セクシーこそあるがまま
昨日は帰りにお腹が空きすぎて、乃木坂のタンモアへ直行した。凄腕女性シェフのいずみちゃんのお店。ひとりでもフレンチが食べられる貴重な場所。名前もセクシー。「とろける時間」という意味なのだそう。
アミューズ桜エビのエクレアが、皮にまで桜エビを練りこんであるの。サクサク。ああ美味しい。これが食べたかった!
メインは鳩の全身を使ったお料理。内臓まで焼き鳥風にしてある。胸肉はナッツとソテー。もも肉は白いんげん豆と煮こんだカスレ風になっている。
いずみちゃんの食材に対する愛が伝わってくる。お料理が心底大好きな人って「ねえこれも食べて」「これも」「これも」って出してくれるでしょ。そんな雰囲気でコースが進む。加えて出されるもの出されるものが「ワオ!」なので、限りなく豊かな気持ちがあふれ出す。
エジプトで鳩料理を食べたとき、どこで捕れた鳩か聞いたら、エジプト人がまさかの天井を指さした。天井にわなをかけて捕っているというの。私はそういうの全く平気で、笑いながら「ここ産の鳩おいしいわ。」と返事したのを思い出した。いずみちゃんに話したら、私もそういうタイプですと言う。気が合うはずだ。
男の子に「セクシーな○○ちゃんに逢えるのを楽しみにしています」とメッセージしたら、「えっ。お手やわらかにお願いします」と返信がきた。笑。
セクシーに対する反応はほぼ「えっ」である。「セクシー!? むずかしー!」である。韻踏んでどうするの?
「あなたはあるがままでセクシーなのです」と心底思う。
セクシーランチもディナーもそれぞれのおもいおもいのセクシーで集う。最初はセクシーにほとんど皆が戸惑うのだけれど、最後には喜びのエネルギーが満ちてくるの。
セクシー、セックスは自然にあるがままが美しい。性そのままの美しさを描写する芸術を、抑圧された社会にひるまず差し出し続けたD.H.ロレンスは偉大だ。
だいたい世の中に「セクシーですね」って言われて喜ばない人がいるのかしら?
皆さまのあるがままのセクシーをお慶び申し上げます。
今日も最高のエクスタシーを。
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