道徳のじかん
虎ノ門の最高においしい焼き鳥屋さん「國よし」で、隣にいらした男の人が恋愛の話をしているからついつい首をつっこんで、「それでどうなりましたか」と切り込んだら、反対の隣にいた元夫にたしなめられる。「人の恋愛ごとはいいでしょ。誰にでもいろいろあるんだから」って。笑。
そういえば昔からお母さんのような人だったっけ。かつては反発していたけれど、今はまったくなくなった。面白がってしまう。
マスターのジャパンがミルマスカラスの描かれたグラスで、テキーラを出してくれるから、「ワオ!」と言って「おいしい!最高!」ってやっているのに、「余計なもの出して」と言っている。でも自分はすぐに飲み干している。面白すぎ。ジャパンがノリノリで私の目の前にレモンとお塩を出してくれる。レモンをきゅっとかじったりお塩をなめたり、レモンとお塩を手の甲に乗せてなめながら飲んだりするんだって。「ワオ!」。うれしくて調子に乗って言われたとおりにやって「アミーゴ!」。それに対しても「あんまりこの人に飲ませないで。余計なことして」と文句を言っている。笑。
ひとりの患者さんが転院していった。「お母さんが先生のセックスコーチのブログを見て『ぎゃー』って叫んで、別のクリニックに行きなさいって言うので」。
道徳のじかんは昔から苦手だったが、今は「そういう考えもあるよね」と受け入れられるようになった。父兄にもご意見があるのは仕方がないのである。
もう兄弟のような元夫ですが、幸せに生きていてくれるのがうれしい。モラリストなところも尊重できるようになった私はちょっと大人になったのかな。これからも別々の人生を歩いていくけれどずっと応援しているね。
バラはバラだから美しい。アジサイはアジサイだから。私は私であり、空は青くて、太陽は光り輝いている。今日のような雨の日だって、すべてがあるようにあり、何の不足もない。あるがままで申し分なし。いつもそういうふうに思えるわけではないけれど。ああ、そう感じさせてくれる酒場のカウンターって最高。そこ? 笑。
今日も破廉恥でセクシーな一日を。
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